デルベンタの街

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    今回初めてデルベンタに訪問したので、感じたことを書きます。
    デルベンタに着いてまず目に付いたのが三色旗だった。
    最初はセルビアの国旗だと思ったが、後にスルプスカ共和国の旗と知った。

    ボスニア・ヘルツェゴビナの旗は見当たらない。
    この旗を見てセルビア人主体の国に来たんだと感じた。
    ボスニアの中にあるセルビア人の国。
    だが違和感はそれくらいしかなかった。
    街は地方都市もあって首都サラエボに比べたら少し寂しげな感はあったが、
    街の雰囲気は落ち着いて、人々もおだやかでいい街であった。



    でも街を歩けば多くではないが、
    銃弾の痕がある建物もあり、戦争の傷跡は残っている。
    地元の中学校の建物も沢山の銃弾に砲弾が打ち込まれている。


    昨年続いて今回も通訳として帯同していただいた
    ジェキチ美穂さんの住んでいる地区のすぐそばにサッカーコートがある。
    これはそのサッカーコートを穴からのぞいた写真だが、この穴は

    サッカーコートを囲う壁に無数に撃ちつけられた銃弾の痕である。
    ここの地区はただの住宅エリアである。
    ジェキチさんが『今、壁はきれいになってますが、
    以前は私の家も銃弾だらけでした。』と教えてくれた。
    サラエボでもそうであったが、
    住宅地だろうがどこであろうが戦争は行われていた。
    このボスニア紛争はセルビア人が犯罪者のように報道されていたが、
    ボスニア人、セルビア人、クロアチア人の大半の人たちが
    被害者なんだとこの街に来て感じた。
    昨年セルモさんが僕たちに語ってくれた言葉、
    『90%の人たちは戦争をしたくなかった。
    でも10%の人たちが戦争をさせた。』
    を思い出した。

    戦争は悲しく惨いものだと思う。
    でも今はこうしてサッカーを楽しんでいる人たちをみると
    ずっとこの風景が未来永劫続いてほしいと思った。


    それと中学校の前を通った時、
    前日に訪問したサッカースクールの少年が笑顔で声を掛けてくれた。
    気持ちが晴れやかになる笑顔だった。

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