日本代表−ボスニア・ヘルツェゴビナ

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    Uバーン(ドイツの地下鉄)の駅を下車したら、
    目の前にボルシア・ドルトムントのホームスタジアム
    ヴェストファーレーンがまるで城塞のように佇んでいた。

    スタジアムに近づくにつれ、号音のようなCHANT(歌)が聞こえてくる。
    ゴール裏のゲートの前に
    沢山のボスニア・ヘルツェゴビナのサポーター達が溢れかえってた。
    僕は長居スタジアムで行われるセレッソの試合に
    【平和な世界でサッカーを!】の横断幕を出している。
    ボスニア・ヘルツェゴビナの戦争孤児達にボールをプレゼントをする為に
    スタジアムで募金運動をしている。
    この日本一ボスニアの試合で、この幕を出そうと思っていた。
    この試合でこそ、この幕を張るべきだと思っていた。
    だけど目の前で純粋にこの試合を楽しみしてる彼らを見て、
    メンバーの枡田君が
    『この状況下で幕を出したらあかんのやないか!?』と言った時、
    トゥレの父、セルモさんが話してくれたことを思い出した。
    『戦争で傷付いた人達がなにもかも忘れる唯一の楽しみが
    サッカーだったんです』

    そう、彼らはサッカーを楽しみに
    ヴェストファーレーンに来ているだけあって、
    僕が幕を出して訴えても、彼らは戦争の事を訴えに来たわけではない。
    彼らの気持ちに水を差すかもしれない。
    それを考えた上で幕を張る事を断念した。

    目の前に普通にサッカーを楽しめるボスニア人たちを見た。
    彼らは長い年月を経て【日常】に戻ってきた。
    僕はその姿を見て、気持ちが込み上げてきて声を上げて泣いた。
    それを見れただけで僕はここに来て良かったと思う。
    僕はこの光景見る為にここに来たんだと思った。


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